【絶対に失敗しない】Macで環境構築(Ruby)
概要
結論
- Homebrewのインストール
- rbenvのインストール
- Rubyのインストール
- bundlerのインストール
これで環境構築は完了🎉
作業手順
Homebrewのインストール
Homebrewではアップル(またはあなたのLinuxシステム)が提供していないあなたの必要なものをインストールできます。
:: Homebrew公式より引用
つまりHomebrewは、Macに標準では準備されていない様々な機能(パッケージと呼んだりもする)を使えるようにするためのもの。パッケージを管理するツール、いわゆるパッケージマネージャーである。
まずはHomebrewがインストールされているか確認するためにターミナルを起動する。
ターミナルが起動出来たら「brew -v」を実行。
$ brew -v
zsh: command not found: brew
公式に書いてある通り、以下のコマンドを実行する。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
パスワード入力が完了するとたくさんの文字がズラッと並ぶ。最後の一文に「Press RETURN to continue or any other key to abort」と書いてある。「続けるならRETURNキーを、中断するならその他のキーを押してね」ということなのでRETURNキー(Enterキー)を押す。
ここで再度パスワード入力を求められるので入力する。
$ brew -v
Homebrew 3.1.3
Homebrew/homebrew-core (git revision 16780d2f41; last commit 2021-04-22)
rbenvのインストール
次に先ほどインストールしたHomebrewを使って「rbenv」をインストールする。「rbenv」は「ruby environment」の略で、複数のrubyバージョンを管理するバージョン管理ツールのこと。
ターミナルで「brew install rbenv」を実行。
$ brew install rbenv
するとたくさんの文字が表示される。
$ rbenv -v
rbenv 1.1.2
次にrbenvの設定をするために「rbenv init」を実行。
$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:
eval "$(rbenv init -)"
「eval "$(rbenv init -)"」を「~/.zshrc」に書き込め、と書いてあるのでその通りにする。
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc
ここまで出来たら変更内容を反映させるために一旦ターミナルを閉じて再度ターミナルを起動する。起動出来たら「curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor | bash」を実行する。
$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor | bash
※ 改行されているように見えるが1行で実行する。
このように表示されていれば初期設定は問題なく完了している🎊
※ rbenvの詳細については公式ドキュメント参照。
Rubyのインストール
先ほどインストールしたrbenvを使って「Ruby」をインストールする。Rubyにはたくさんのバージョンが存在しているので、まずはインストール可能なバージョンを調べる。
$ rbenv install -L
1.8.5-p52
1.8.5-p113
1.8.5-p114
1.8.5-p115
1.8.5-p231
1.8.6
................ 中略 ...................
truffleruby+graalvm-20.1.0
truffleruby+graalvm-20.2.0
truffleruby+graalvm-20.3.0
truffleruby+graalvm-21.0.0
truffleruby+graalvm-21.1.0
…これでもかというほどたくさんある。ちなみにこの中には「開発途中でまだ動作が安定していないものもある」ということに注意。最新の安定版を調べるにはこのサイトが役に立つ。
現時点での最新安定版は 3.0.1、その前は 2.7.3 であることが分かる。
なのでRuby 3.0.1 と 2.7.3 をインストールする。(2つインストールする必要はない)
$ rbenv install 3.0.1
かなり時間が掛かったが、Ruby 3.0.1 インストール完了🎉 続けて 2.7.3 も同様に。
$ rbenv install 2.7.3
2つともインストール出来たことを確認するために「rbenv versions」実行。
$ rbenv versions
* system (set by /Users/wandabo/.rbenv/version)
2.7.3
3.0.1
「system」「2.7.3」「3.0.1」の3つが表示されている。ちなみに「system」は元々Macで使用可能なRubyのこと。今後はrbenvでRubyバージョン管理していくため、「system」は原則使わない。左側に表示されている「✴︎」は現在使用中のバージョンであることを表している。
今後、どの環境でもRuby 3.0.1 を使うのであれば「rbenv global 3.0.1」を実行する。もし環境ごとにバージョンを分けたいのであれば「rbenv local 任意のバージョン」を実行する。今回は全環境で 3.0.1 を使うよう設定したいので下記のように実行。
$ rbenv global 3.0.1
無事変更出来ているか確認する。
$ rbenv versions
system
2.7.3
* 3.0.1 (set by /Users/wandabo/.rbenv/version)
無事に変更できていた🎉
bundlerのインストール
最後に「bundler」をインストールする。まず「bundler -v」でインストールされているか確認。
$ bundler -v
Bundler version 2.2.15
インストールされていた😇 もしされていなかったら「gem install bundler」を実行。
$ gem install bundler
以上、これでプログラミング(Ruby)の環境が整った。