wandabo’s Engineer Blog

プログラミングに関する記事を書いてます(初心者向け)

【絶対に失敗しない】Macで環境構築(Ruby)

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概要

Macでプログラミング出来る環境を整える。(Ruby

 

結論

  • Homebrewのインストール
  • rbenvのインストール
  • Rubyのインストール
  • bundlerのインストール

これで環境構築は完了🎉

 

作業手順

Homebrewのインストール

Homebrewではアップル(またはあなたのLinuxシステム)が提供していないあなたの必要なものをインストールできます。

:: Homebrew公式より引用

つまりHomebrewは、Macに標準では準備されていない様々な機能(パッケージと呼んだりもする)を使えるようにするためのもの。パッケージを管理するツール、いわゆるパッケージマネージャーである。

 

まずはHomebrewがインストールされているか確認するためにターミナルを起動する。

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ターミナルが起動出来たら「brew -v」を実行。

$ brew -v
zsh: command not found: brew
zsh: command not found: brew と表示された。和訳すると「brewコマンドが見つからなかった」ということだ。Homebrewはまだインストールされていないことが確認出来たのでインストール作業を進める。
 
初めにHomebrewの公式サイトに記載されているコードをコピーしてくる。

brew.sh

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公式に書いてある通り、以下のコマンドを実行する。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

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するとパスワード入力を求められるので入力する。パスワードはPCログイン時のパスワードと同様。ちなみにパスワード入力中、画面には表示されないので入力出来ているか不安になるが問題ない。打ち間違いに注意。
 

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パスワード入力が完了するとたくさんの文字がズラッと並ぶ。最後の一文に「Press RETURN to continue or any other key to abort」と書いてある。「続けるならRETURNキーを、中断するならその他のキーを押してね」ということなのでRETURNキー(Enterキー)を押す。

 

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ここで再度パスワード入力を求められるので入力する。
 

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しばらくすると「Downloading Command Line Tools」という文字が。Homebrewを使うにはこのコマンドラインツールが必要なため、自動でインストールしてくれている。なんて気が利くやつなんだ。
 

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Installation successful!」と表示されている。
 
ターミナルで再度「brew -v」を実行すると、Homebrewのバージョン情報が表示されるのが確認できる。これでHomebrewのインストールは完了🎉
$ brew -v
Homebrew 3.1.3
Homebrew/homebrew-core (git revision 16780d2f41; last commit 2021-04-22)

rbenvのインストール

次に先ほどインストールしたHomebrewを使って「rbenv」をインストールする。「rbenv」は「ruby environment」の略で、複数のrubyバージョンを管理するバージョン管理ツールのこと。

 

ターミナルで「brew install rbenv」を実行。

$ brew install rbenv

 

するとたくさんの文字が表示される。

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$ rbenv -v
rbenv 1.1.2

 

次にrbenvの設定をするために「rbenv init」を実行。

$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:

eval "$(rbenv init -)"

 

eval "$(rbenv init -)"」を「~/.zshrc」に書き込め、と書いてあるのでその通りにする。

$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.zshrc

 

ここまで出来たら変更内容を反映させるために一旦ターミナルを閉じて再度ターミナルを起動する。起動出来たら「curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor | bash」を実行する。

$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor | bash

※ 改行されているように見えるが1行で実行する。 

 

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このように表示されていれば初期設定は問題なく完了している🎊

 

※ rbenvの詳細については公式ドキュメント参照。

github.com

先ほどインストールしたrbenvを使って「Ruby」をインストールする。Rubyにはたくさんのバージョンが存在しているので、まずはインストール可能なバージョンを調べる。

$ rbenv install -L

1.8.5-p52
1.8.5-p113
1.8.5-p114
1.8.5-p115
1.8.5-p231
1.8.6
................ 中略 ...................
truffleruby+graalvm-20.1.0
truffleruby+graalvm-20.2.0
truffleruby+graalvm-20.3.0
truffleruby+graalvm-21.0.0
truffleruby+graalvm-21.1.0

 

…これでもかというほどたくさんある。ちなみにこの中には「開発途中でまだ動作が安定していないものもある」ということに注意。最新の安定版を調べるにはこのサイトが役に立つ。

www.ruby-lang.org

 

現時点での最新安定版は 3.0.1、その前は 2.7.3 であることが分かる。

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なのでRuby 3.0.1 と 2.7.3 をインストールする。(2つインストールする必要はない)

$ rbenv install 3.0.1

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かなり時間が掛かったが、Ruby 3.0.1 インストール完了🎉 続けて 2.7.3 も同様に。
 

$ rbenv install 2.7.3

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2つともインストール出来たことを確認するために「rbenv versions」実行。

$ rbenv versions
* system (set by /Users/wandabo/.rbenv/version)
2.7.3
3.0.1

system」「2.7.3」「3.0.1」の3つが表示されている。ちなみに「system」は元々Macで使用可能なRubyのこと。今後はrbenvでRubyバージョン管理していくため、「system」は原則使わない。左側に表示されている「✴︎」は現在使用中のバージョンであることを表している。

 

今後、どの環境でもRuby 3.0.1 を使うのであれば「rbenv global 3.0.1」を実行する。もし環境ごとにバージョンを分けたいのであれば「rbenv local 任意のバージョン」を実行する。今回は全環境で 3.0.1 を使うよう設定したいので下記のように実行。

$ rbenv global 3.0.1



無事変更出来ているか確認する。

$ rbenv versions
system
2.7.3
* 3.0.1 (set by /Users/wandabo/.rbenv/version)

 

無事に変更できていた🎉
 

bundlerのインストール

最後に「bundler」をインストールする。まず「bundler -v」でインストールされているか確認。

$ bundler -v
Bundler version 2.2.15

 

インストールされていた😇 もしされていなかったら「gem install bundler」を実行。

$ gem install bundler

 

以上、これでプログラミング(Ruby)の環境が整った。