【実務でよく使う】Linuxコマンドとオプション
概要
実務でよく使うLinuxコマンドとオプションをまとめてみた。やたらと詳しいものは他の記事に任せて、本記事では実務で多用するコマンドとオプションに絞って紹介する。
結論
- ls
- cd
- mkdir
- touch
- rm
- cp
- less
- tail
よく使うコマンドとオプション
VScodeなどのテキストエディタを使っていればCUI操作はそこまで多くないかも知れない。が、そんな中でも割とよく使うコマンドは以下のようなものが挙げられる。コレ以外にもたくさんのコマンドがあるが、各コマンドを覚える際は「何の略か?」を意識すると効率よく覚えられる。
ls
「list」の略。ファイルおよびディレクトリを一覧表示する。よく使うオプションは「-al」。「-al」オプションは「-a」と「-l」の併用。「-a」でドットファイル(隠しファイル)が表示でき、「-l」で縦並び表示される(※ 権限やファイル数などの詳細情報が表示される)。
$ ls -al
drwxr-xr-x+ 19 wandabo staff 608 4 23 21:55 .
drwxr-xr-x 5 root admin 160 1 1 2020 ..
-rw------- 1 wandabo staff 1179 4 23 01:27 .zsh_history
drwx------ 23 wandabo staff 736 4 23 21:49 .zsh_sessions
-rw-r--r-- 1 wandabo staff 23 4 22 16:00 .zshrc
drwx------+ 8 wandabo staff 256 4 25 02:29 Desktop
drwx------+ 3 wandabo staff 96 4 22 00:39 Documents
drwx------+ 5 wandabo staff 160 4 23 20:55 Downloads
drwx------@ 66 wandabo staff 2112 4 22 10:03 Library
drwx------+ 4 wandabo staff 128 4 22 00:41 Movies
drwx------+ 4 wandabo staff 128 4 23 01:05 Music
drwx------+ 4 wandabo staff 128 4 22 01:54 Pictures
drwxr-xr-x+ 4 wandabo staff 128 4 22 00:39 Public
cd
「change directory」の略。ディレクトリを移動する際に使用する。オプションは特に使用しない。※下の例で使用している「pwd」は「print working directory」の略で、現在作業中のディレクトリ(カレントディレクトリと呼ぶ)を表示するコマンド。
$ pwd
/Users/wandabo
$ cd Desktop
$ pwd
/Users/wandabo/Desktop
mkdir
「make directory」の略。ディレクトリを作成する際に使用する。たまに使うオプションは「-p」。「-p」オプションはディレクトリが存在しない場合に作成してくれる。ディレクトリが存在する場合には警告文を表示しない。
$ mkdir -p ~/Desktop/sample_dir1/sample_dir2/sample_dir3
touch
ファイルを作成する際に使用する。オプションは特に使用しない。※ 本来は最終更新日を変更するためのコマンドだということを、この記事を書く際に初めて知った。
$ touch ~/Desktop/sample_file
rm
「remove」の略。ファイルやディレクトリを削除する際に使用する。空じゃないディレクトリを削除する際に絶対使うオプションは「-r」。使ったことはないけど、削除前に本当に削除していいかどうか確認を挟みたい場合に付けたほうがよいオプションは「-i」。
$ rm -f ~/Desktop/sample_dir1/sample_dir2/sample_dir3
cp
「copy」の略。ファイルを複製する際に使用する。特にオプションは使用しない。
$ cp sample1.txt sample2.txt
less
ファイルを1画面ずつ見る際に使用する。特にオプションは使用しない。
$ less sample.txt
tail
ファイルの末尾n行を表示する際に使用する。よく使うオプションは「-n」と「-f」。「-n」は末尾からの表示行数を指定できる。「-f」は主にログ監視の際に使うオプションで、内容が更新されたらリアルタイムでその変更内容も表示してくれる。
$ tail -n 30 -f sample.log
他にも思い出したら追記していく。